こだわり

常連のお客様で何度か海外の実業家をお連れしてディナーにお越し頂く方がおられます。こうした海外のお客様を当店に案内して頂けることは大変光栄に感じます。
そしてお出ししたメニューの食材、調理をシェフの私以上に詳しく説明頂き、さらにはマイセン、ロイヤルコペンハーゲンなどの食器、店内の装飾品などについてもその価値を説明してくれて「日田にこんなお店があることは奇跡」とまで過分なお言葉を頂戴しました。
「奇跡」かどうかは別にして、飲食店を経営している方にはお分かり頂けると思いますが、こうしたクオリティやこだわりにはコストが掛かります。
1客10万円以上するマイセンのティーカップをはじめ、食器だけでも何百万円も掛かっています。関心のない方は何でもないことですし、こうしたクオリティやこだわりが集客にリンクするわけでもありません。しかし理解を頂ける方に出会うことは嬉しいものです。
社交辞令もあるかもしれませんが、大変喜んでお帰りの後ろ姿をお見送りするのはやり甲斐も喜びもひとしおです。

本格的に包丁を握ってまだ3年。できることは限られていますが、研鑽を積んでよりご満足頂ける料理を提供できるよう努力していきたいと考えています。