リヒト店長の想い

2019年にこの店舗の古民家を相続した知人がおり、その知人は生まれ故郷の博多からフランス、ドイツに渡って25年。
「相続したけれど使い道がなくもったいなくて、、、」と。

自分は戦闘機パイロット、製造メーカーのテストパイロットを経て東京の防衛関連商社の営業本部長をしていましたが、それを聞いて「人生で一度やってみたかったカフェバーのマスターになりたい」と会社に退職願を出し、脱サラして日田に移住して古民家を大改修して2020年10月にカフェバーリヒトを開業しました。

店長の私には飲食業の経験はありませんでしたが、海外への出張経験は40回近くあり、客としての経験は長く、「自分だったらこういう雰囲気で、こういうメニューで、こういうワインを飲みたい」・・・・

それを実現したつもりです。移住前に東京で参考にしようと7軒ほどの店舗を回りましたがこれという店に出会うことはできませんでした。
名古屋、博多にも参考にできる店はなく、自分がこれまでに建築購入した2軒の住宅の経験やマンションのリノベーション、名古屋と東京の2カ所に会社のオフィスを開設した経験などを活かして古民家を相続した知人、建築士、建設業の方々と意見を交わして現在の店舗に仕上げました。

住宅を1軒建築するほどのコストを投じて店舗を開業しましたが、この原資の元を取ろうとか2号店を建てようというつもりはありません。
従業員に給料を支払い、店を運営できていく売上げがあれば十分なのでテーブルチャージも取っていませんし、クオリティは追求しつつも利益率を抑えて可能な限り安価な価格で提供しています。
自分が提供できる飲食の文化を日田の人と共有し、意見交換を通じてさらに素敵な飲食文化を確立できればという想いです。

豆田を訪れる欧米や東京、横浜、名古屋などからの遠方の方、また九州の福岡、北九州、大分、長崎などからの観光客の方々には店舗も食器もメニューも絶賛頂いて「感動しました」というお言葉やメールなどを頂戴します。
東京から「東京にもこんな店はない」と何度もリピートしてくれる方々もいて本当に有難い限りですし、そういう出会いが飲食業の醍醐味だと感じています。

可能な限りのクオリティとコスパを追求して皆様に飲食を通じた幸せを感じて頂ければ嬉しく思います。

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