ガレット調査@東京

日田でガレット(蕎麦粉のクレープ)を提供する。
・・・・無謀な計画を立て、まずは日本で最も高いレベルにあるであろう東京に行って調査してきました。
しかし、東京には千数百万人の人が住んでいますが、4日連続でガレットを食べ続けた人はそうはいないだろうと(笑)
フランス大使館から「ガレットアンバサダー」にでも任じて頂きたいぐらいです。(爆)

webで検索して、笹塚、表参道、浅草、神楽坂、これはと思う4軒にお邪魔させて頂きました。


初日:
パリに本拠を置くル・ブルターニュが日本進出をした際にクルーピエ(クレープを焼く職人の称号)として指導を担当したダヴィッドさんがその後独立して笹塚に開業した「メゾン ブルトンヌ」
ガレットは薄く焼けるほど本職と言われますが、ここまで薄いガレットは初めてでした。パリの店でもここまで薄くはなかったような、、、いきなり頂点を見た思いです。

ダヴィッドさん
超薄い生地
パリッとした食感はさすがです。

デザートクレープのシュガーバターの品もさすがという逸品でした。

2日目:
表参道のラ・フェデリース。
ここは割と古くからのガレット店。
可愛らしいインテリアのお店でした。
ガレットのお供として定番のシードルもオーガニックなコクのある味わいのあるものでした。ラングドックのオーガニック白ワインの香りもなかなかでした。

表参道らしいかわいいデザインのお店
インテリアもこんな感じ
サラダのドレッシングもガレットによく合っていました。

3日目:
浅草のフルード・サラザン
静岡からの素敵なご夫婦が営むガレット店
ガレットの変わり種というか、ガレット生地の上に具材を長く置いてそれを巻いてカットし、巻き寿司のように箸で戴く和風ガレット
椎茸の風味が効いて間違いなく美味しかったですが、いきなり日田で「ガレットとは何?」という答えにお出しするにはややハードルが高い、、、東京ならではのアレンジかなと思いました。
しかし、ガレットの焼き方などこちらの質問に本当に丁寧に教えていただけました。

和風な店構え
巻き寿司のような箸で戴くガレット
親切なご主人とガレット台

4日目:
神楽坂のル・ブルターニュ
パリの他に日本の各都市に店舗を置く日本で最も規模の大きいガレット店舗
最もトラディショナルなガレットを提供してくれるだろうという期待で伺いました。
もちろんガレットも素晴らしかったです。安定の美味しさというところでしょうか。
この店で「紅の豚」という赤ワインに出会いました。このワインのことは別の投稿で触れたいと思います。素晴らしい出会いを提供してくれました。

元戦闘機乗りの店長としてもイチオシの素晴らしいワインです。
ブルゴーニュの仲田晃司氏のワイナリー「ル・デュモン」の赤ワイン

東京を4日間巡ってガレットのみならず、銀座のバーや、かつて行きつけだった新橋の飲み屋に顔を出したり、合羽橋道具街で調理器具の衝動買いをしたり、様々なことを勉強させて頂きました。
東京の店に負けないレベルの店にしようという志はしっかりと根差しました。